1年生の共通基本技術Ⅱのバイタルサイン測定の授業の紹介です。
バイタルサイン測定とは、患者さんの体温、脈拍、血圧、呼吸などを測定し、全身状態の把握をする事を言います。
この実技演習では使用物品の点検、準備、周囲の安全やプライバシーを配慮しながらその数値を正確に測ること、そして正確に報告ができるようになる事が目標です。
最初は教員によるデモンストレーションを見学し、その後教員に指導を受けながらグループで患者役と看護師役になって演習します。
脈拍を測定した後に呼吸の測定もしますが、呼吸の測定をする時は患者さんに測定しているのを意識させてしまうと正常な呼吸が測定できない事があるので、自然な流れで脈拍から呼吸を測定しなければなりません。
触診法と聴診法を続けてやるのには意味があります。
まず、触診法で収縮期血圧(高い方の血圧)の目安を知り、聴診法で加圧する時に触診法で知った収縮期血圧に30mmHg以上を足した値を加圧しないといけないからです。
そしてそこから減圧しながら当てた聴診器から音を聴き取り、音の違いで血圧を測ります。
むっ、むずかしい!!!!
1年生の皆さんは試行錯誤しながら何度も測定にチャレンジし、演習に真剣に取り組んでいました。
そして今は9月に控えた試験に向けて放課後や休み時間にも練習を繰り返しています!
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