2年生の社会保障制度の授業風景です。

 

2年生で学習する社会保障制度では、医療に携わる者として知っておかなければならない社会保障の理念、生活問題に対する法律や政策について学びます。

 

今回の講義では、実際にサービスを提供しておられる業者の方にご協力頂き、在宅での入浴サービスについて学びました。


さすがプロの皆さん!

準備を迅速に、かつ丁寧に進めていかれます。

在宅入浴の際の道具や器具は特注のものが多く、利用者の方に気持ちよく入浴して頂くための工夫や、スタッフが使いやすいように日々バージョンアップされているとのことでした。

また入浴に際しても利用者さんのケアマネジャーや、医師と連携をとりながら情報を共有して行っているとの事でした。


      

             今回の授業では、クラスのHさんに利用者さんの役をしてもらいました!


気持ちよさそうですね!

 

自宅療養をしている本人や家族にとって、日常生活の介護をするのはとても大変です。

そして、足元が濡れているお風呂場で、介助をしながらお風呂に入るのはさらに大変です。

でも、大変なことだから『家族に負担をかけてはいけない』とお風呂を我慢したり、我慢させたりすることは、本人や家族の心の負担になってしまいます。

そんな時、社会保障を上手に活用することで、訪問入浴のようなサービスを保険で受けることができ、自宅療養されている方々に少しでも日常を快適に過ごしてもらうことができるのです。

 

看護師の活動の場は病院で働くだけではなく、地域医療の貢献としてこのような場で働く事もできるのです。

看護師の活躍の場所がさらに広がっていることを実感しました。


コメント

  1. 看護師免許だけでなく、社会福祉士の免除を取得することで、福祉医療・障害者福祉医療との各関係者との連携が取りやすく、地域に密着した幅広い看護の提供ができます。
    退院後の生活において、患者様に社会福祉サービスをわかりやすく説明できるかどうかも、今後は看護師の仕事の一部になっていくと思います。社会保障制度を活用した今後の生活設計を説明した上で、いかに安心して在宅で過ごしていただくか、そして安心して退院指導に集中できる環境を作って差し上げるかを考えながら、患者様へのニーズにあった情報提供をしていくことが、今後の病院におけり評価や信頼に繋がっていくのではないかと思います。

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